名古屋は愛知県の県庁所在地であり、日本で3番目に大きい都市です。東京や大阪ほど知名度は高くありませんが、収入と生活費の比率が国内でも屈指の水準にあることから、ベトナム人労働者にとって最も暮らしやすい都市の一つといえます。
ベトナム人が名古屋を選ぶ理由
- 東海地方(名古屋・豊田・浜松)は自動車産業と製造業の中心地であり、特定技能の求人が多い
- 生活費は東京より約25〜30%低い一方、賃金の差は約7%にとどまる
- ベトナム人コミュニティの規模が大きい(愛知県内に約15,000人)
- ベトナム食材店、ベトナム料理店、寺院が多い
- 公共交通が発達しており、移動しやすい
名古屋の実際の生活費(2024年10月時点)
家賃
- 中心部近くの1K(約25㎡):月額40,000円〜55,000円
- 中心部から離れた1K、または社員寮:月額20,000円〜35,000円
- ベトナム人とのシェアハウス:月額18,000円〜28,000円
食費
- 自炊(日本のスーパーで購入):月額15,000円〜20,000円
- コンビニ(セブン-イレブン、ローソン)の弁当:1食あたり500円〜600円
- ベトナム料理店(大須・金山周辺に多い):1品800円〜1,200円
- 一般的な日本の飲食店での外食:1食1,000円〜1,500円
交通費
- 電車・バスの定期券(manaca):月額8,000円〜12,000円(距離による)
- 通勤費を全額支給する企業が多い
- 自転車:広く利用されており、中古車は5,000円〜15,000円程度
電気・水道・インターネット
- 電気(冬季の暖房を含む):月額5,000円〜8,000円
- 水道:月額2,000円〜3,000円(通常は2か月ごとの請求)
- 光回線:月額3,500円〜5,000円
- 携帯SIM(IIJmio、mineo):月額1,000円〜2,500円
月間の支出総額の目安
名古屋で節約して生活するベトナム人の場合は次のとおりです。
- 住居(寮またはシェアハウス):25,000円
- 食費:20,000円
- 交通費:5,000円(企業負担の場合)
- 電気・水道・インターネット:10,000円
- その他の生活費(日用品、衣類、娯楽):10,000円
- 合計:月額約70,000円
愛知県における特定技能の給与を額面約185,000円(税引き後約148,000円)とすると、月々78,000円、すなわち1,300万ドン以上を貯蓄できる計算になります。
名古屋のベトナム人コミュニティ
ベトナム人がよく集まる場所は次のとおりです。
- 大須・金山の東南アジア食材店 — ベトナムの食品、調味料、インスタント麺を扱う
- 大南寺 — テト(旧正月)や灌仏会の際のコミュニティの集会場所
- Facebookグループ「名古屋のベトナム人」 — 会員2万人超。生活情報、売買、求人の共有
- ベトナム人のフリーマーケット — 大きな公園で月に1〜2回開催
「名古屋は東京ほど華やかではありませんが、十分に暮らせます。給料も安定していて仕事も多く、ベトナム人が大勢いて、週末には故郷の料理を食べられる店もあります。もう3年住んでいますが、移るつもりはありません。」— タンさん(27歳、愛知県・トヨタ紡織の工場に勤務)